「TOEIC700点」というスコアは「大学に例えるならどれぐらいのレベルなのか」気になりませんか?
この記事を読めば
- TOEICで700点を取るのは大学で例えたらどれぐらいのレベルなのか
- TOEIC700点を超えている大学の平均スコア
- TOEIC700点と年収の関係性
これらの情報がバッチリとわかります。
結論からお伝えすると「TOEICで700点」を取ることができれば、英語力に関しては(あくまで英語力)
- 地方なら「地方国公立レベル」
- 関西なら「関関同立レベル」
- 関東なら「Marchレベル」
これぐらいの英語力はついていると考えていいでしょう。
あくまでも「英語力」に関しては、という意味です。また学部によってはTOEIC700点のレベルを遥かに超えている学部もあります。
逆に言えば、自分自身が上記の大学よりも偏差値などが下の大学に在学していたとしても、TOEIC700点を取れば就活でアピールすることもできるということです。
これから就活を控えている学生や、TOEIC700点を取ったらどれぐらいの大学のレベルなのかを知りたい方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
TOEIC700点の偏差値

まずはTOEICを偏差値に換算して見ていきましょう。
偏差値の算出方法は以下の通り。
(自分自身のスコア-平均スコア)÷標準偏差×10+50
例えば「2024年2月25日【午後】」で算出した場合
この回の平均スコアと標準偏差
- 平均スコア 608点
- 標準偏差 167
この場合「TOEIC700点」の偏差値は
(700-608)÷167×10+50=55
となります。
あくまでこれは2024年の試験での偏差値なので、だいたい平均すると
TOEIC700点:偏差値55~57
ぐらいの偏差値になります。
「偏差値55〜57」の国公立大学は以下の通り。
- 広島大学
- 静岡大学
- 大阪公立大学
- 岡山大学
などなど、親戚に名前を出したら「よく頑張ったね!」と言ってもらえるような大学ばかりです。
さらに私立大学だと
- 日本大学
- 駒沢大学
- 専修大学
- 近畿大学
- 龍谷大学
などなど、しっかりと頑張ったら入学できる大学レベル、といったところでしょう。
そのため「TOEIC700点」というスコアは「突出してすごい、というわけではないが、しっかりと評価される偏差値」と言えるでしょう。
TOEIC700点を超えている大学の平均スコア

さきほどは「TOEIC700点の偏差値換算」を紹介しましたが、あくまでも偏差値換算です。
正直、実際に先ほど名前を挙げた大学に在学している学生たちがTOEIC700点をみんな取ることができるレベルかというと、そんなことはありません。
そこで、次に「TOEIC700点を超えている大学の平均スコア」を見ていきましょう。
ちなみに大学生のTOEIC平均スコアは634点(リスニングの平均が344点、リーディングの平均が288点)です。
日経転職版の最新調査によると、TOEIC700点台が平均スコアの大学は以下のとおりです。
大学 | 平均スコア | 大学 | 平均スコア |
慶應義塾大学 | 799.1点 | 横浜国立大学 | 729.7点 |
京都大学 | 795.7点 | 北海道大学 | 729.0点 |
早稲田大学 | 784.7点 | 東北大学 | 726.6点 |
関西外国語大学 | 781.3点 | 立教大学 | 724.4点 |
大阪大学 | 772.6点 | 九州大学 | 722.3点 |
青山学院大学 | 771.0点 | 獨協大学 | 717.3点 |
筑波大学 | 761.4点 | 関西学院大学 | 715.8点 |
南山大学 | 757.6点 | 大阪市立大学 | 714.6点 |
名古屋大学 | 754.6点 | 同志社大学 | 710.9点 |
東京工業大学 | 752.1点 | 明治学院大学 | 709.7点 |
神戸大学 | 744.4点 | 立命館大学 | 708.8点 |
学習院大学 | 742.5点 | 中央大学 | 708.5点 |
ただこれはあくまで日経転職の「大卒会員」の平均スコアになるので、実際に在学している学生の平均スコアはこれよりも低いはずです。
というのも、これは「日経転職」という意識高い人しか利用しないようなサイトの会員の「自己申告」での平均スコア。
おそらく、みんなバリバリTOEICの勉強をしている意識高い人たちの平均スコアなのです。
正直、体感としては、おそらくこの表のスコアより「−50点」ぐらいは各大学のスコアが低いかと思います。
また、大学に入学してから英語の勉強を全くしてない学生などもすべて含めたTOEICの平均スコアを考えれば、さらに低くなることが予測できるでしょう。
実際に、その他のサイトでMARCH以上の学生にTOEICのスコアのアンケートを取った結果がコチラ。
人数 | 平均スコア | |
全体 | 134 | 719.3 |
男性 | 61 | 685.7 |
女性 | 73 | 747.4 |
このようにMARCH以上の学生の平均スコアでも「719.3」だということがわかります。
これも日経キャリアのアンケートにわざわざちゃんと答えるような学生なので、わりと意識高い学生のアンケート結果でしょう。
これらのアンケートからも「TOEICで700点」というスコアは、以下で紹介する大学のレベルぐらいだと言えるでしょう。
- 地方なら「地方国公立レベル」
- 関西なら「関関同立レベル」
- 関東なら「Marchレベル」
地方なら「地方国公立レベル」なので、例えば「広島大学」や「岡山大学」。
関西なら「関関同立」なので「関西大学」「関西学院大学」「立命館大学」「同志社大学」。
関東なら「March」なので「明治大学」「青山学院大学」「立教大学」「中央大学」「法政大学」。
TOEIC700点というスコアはこれらの大学のレベルと同等と言えるでしょう(もちろん学部によります)
TOEIC700点と年収の関係

そしてなにより、TOEICを取れば取るほど年収は高くなります。
以下は日経転職版が調査した「大卒年収調査」です。

引用:日経転職版の大卒年収調査
日本全体の平均年収は約443万円に対して、TOEICでハイスコアを所持をしている人たちの年収は遥かに平均よりも高いことがわかります。
TOEIC700点台に関しては「805万円」という脅威の数字に。
ただし、これは日経転職版の会員の年収なので高いのは当然と言えば当然です。
しかし、それ以外の図でも「TOEICで高いスコアを持つほど年収が高くなる」というのは証明されています。
以下の図は、同年代のスコア別の年収を表したものになります。

引用:日経転職版の大卒年収調査
例えば30代だと700点台の平均年収は「687万円」であるのに対して、500点台以下の人は平均年収が「599万円」と88万円もの差が開いているのです。
大学生でTOEICのハイスコア、目安としては「TOEIC700点以上」を所持していれば、大手企業に就職できる可能性は高くなり、20代後半から30代前半で年収1000万円を目指すことも可能でしょう。
まとめ:TOEIC700点をまずは目指そう
いかがだったでしょうか。
今回はTOEIC700点の偏差値換算や、大学のレベルを紹介しました。
就活で少しでも周りよりリードしたいなら、まずは手っ取り早く「TOEIC700点」というスコアを取るのが一番オススメです。
TOEIC700点なら、最短3ヶ月で取得することも可能。
ササッとTOEICで700点を取得して周りと差をつけてしまいましょう。
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