「TOEICで700点なんて取っても就活では無駄」
アナタも一度は上記のような言葉をどこかで聞いたことがあるでしょう。
結論からお伝えすると「TOEICで700点を取れば、めちゃくちゃ就活に有利」です。
そもそも「TOEICなんて無駄」と言っている人は
- TOEICを受けたことがない
- 日本においてのTOEICの価値を理解してない
- 逆張りしている自分がカッコいいと思っている
このどれかに当てはまる人がほとんどです。
例えば、いきなりアナタがニューヨークのどでかい企業の会議にいきなりワープさせられたとして「TOEIC700点」というスコアを武器になにかできるかと言われたら、答えは否。
TOEIC700点なんて無駄でしかないでしょう。
しかし「日本の就活」では、TOEIC700点というスコアはバリバリ有利に働きます。
そこで今回は「TOEIC700点が就活で有利になる理由」を徹底解説していきます。
TOEIC700点が就活で有利になる理由

TOEICで700点を取ることができれば就活で有利になる理由は大きく5つあります。
1.約5割の企業がTOEICスコアを重視している
TOEICを運営しているIIBCの英語活用実態調査2019によると、TOEICのスコアを就活で参考にしている企業の数はなんと「約50%」だという結果がでています。

参考:英語活用実態調査2019
業界にもよりますが、約50%の企業がTOEICのスコアを参考にしているとなると、TOEICは無視できない存在でしょう。
2.企業における英語の重要度は脅威の86%
就活のゴールは「内定」だと思いがちですが、本当のゴールはその企業に就職して、働き価値を生み出すことです。

参考:英語活用実態調査2019
そんな中、今後ビジネスパーソンとして働いていく中で一番重要なスキルや知識において、なんと企業の「82.6%」が「英語」だと回答しているのです。
「TOEIC700点」というスコアを就活の時点で取得しておけば、間違いなく社会人になった際に周りと差をつけることができるでしょう。
3.グローバルに活躍できる人材である証明になる
昔までは英語力といえば「特定の海外と折衝がある部署」のみに求められるイメージでした。
しかし、現代においてはグローバル化を目指している企業が増えてきており、英語は一部の人だけが使えるものではなく誰であったとしても「必須」になりつつあります。
特に以下のような企業や業界は「TOEIC700点以上」は必ず取っておきたいと行っても過言ではありません。
TOEIC700点を取っていれば、グローバルに活躍できる人材だとアピールすることができるので、就活でも有利に働くでしょう。
4.目標に向けて努力できるアピールが可能
TOEICで700点を取るのは、そう簡単ではありません。
TOEIC700点を取るためには必要なステップは
- TOEICで700点を取ると目標を立てる
- 時期を決めてそれまでにすることを計画する
- 毎日継続して英語学習に取り組む
- 当日試験を受ける
- TOEIC700点達成
これらの「目標を立てて、計画し、実行に移し、結果を出す」という、いわゆる「PDCA」という社会人でも重要な能力が必要になります。
そのため、TOEICで700点を取得していれば「目標に向かって努力し結果を出す事ができる人だ」とアピールすることができるのです。
企業が就活で求めるTOEICスコアでコスパがいいのは「700点」

企業が新卒採用で求めているTOEICの平均スコアは「545点」と言われています。

参考:英語活用実態調査2019
だからといって、TOEICで545点というスコアが取れていたらそれでいいかというとそんなことはありません。
545点はあくまでも企業が求める「平均スコア」なので、周りと差をつけることが難しいです。
そこで重要になってくるのが「TOEIC700点以上」のスコアを取るということなのです。
なぜ就活ではTOEIC700点を取るべきなのか

正直、TOEICの点数は高ければ高いほうがいいです。
ただ、800点を超える点数を取るとなると、相当の時間と知力を要します。
なので、バイトやサークル、恋愛に授業と忙しい大学生にとっては「700点」というスコアが一番コスパがいいのです。
TOEIC700点はコスパ最強
ハッキリと断言できますが、TOEIC700点はコスパ最強です。
その理由としては以下の2つ。
- 基礎学力がある大学生なら本気をだせば3ヶ月もあれば達成可能
- 就活で周りと差をつけやすい
受験勉強などを経験している大学生なら、ある程度の基礎英語力はあるはずなので、本気を出せばTOEIC700点は3ヶ月もあれば到達可能です。
しかし、ほとんどの大学生は「本気を出さない」のです。
そのため、実際にTOEIC700点というスコアを持っている学生は少ないです。
なので、誰でもTOEIC700点というスコアを持っていれば、周りの学生と差をつけることができるのです。
逆に、800点以上となると、もちろん狙える人は狙うべきですが、かなりの勉強量と時間を使うことになります。
その時間を使うのなら、大学生の間は他の資格勉強に時間を使ったり、学生の間にしか体験できないことに時間を使うほうが有意義でしょう。
TOEIC700点が就活で有利に働かないケース

ただし、TOEICで700点を取得しても就活で有利に働かないケースもあります。
それは以下の2つ。
1.外資系企業や英語が社内公用語の企業への就活
外資系企業や英語が社内公用語の企業への就活では、700点というスコアは役に立たないでしょう。
実際に以下の求人は社内公用語が英語の楽天の新卒サイトの注意事項です。

参考:楽天採用ページ
この注意事項だと「入社まで」とは書いていますが、楽天ではTOEIC800点以上の取得が必須にはなるので、就活の時点で800点を超えている学生が多くいます。
そのような状況では700点というスコアは少し心もとない印象を与えてしまうことになるでしょう。
2.TOEICのスコアだけが取り柄の就活生
TOEICで700点を達成することは立派なことですが「TOEICのスコアだけ」の学生は企業からしても採用したくありません。
例えば、以下のような学生がいたとします。
もちろん、どちらも同じTOEIC700点ですが、前者の学生のほうが企業から採用したいと思われる確率は高いでしょう。
TOEICは就活のいつまでに受けるべきか

TOEICは試験を受けてから結果が出るまで約3週間かかります。
また、試験の締め切りも「試験当日から約1ヶ月半前」と早めなので、なるべく余裕を持って申し込むようにしましょう。
一般的な就活のスケジュールとしては、だいたい大学3年生の2~3月頃から本格的に始まるので、できれば12月頃までには受けておくのがおすすめです。
就活でTOEICをアピールしたいなら12月までには受けておきましょう。
TOEIC700点のスコアを就活で効果的にアピールする方法

TOEICで700点を取ったら効果的に就活でアピールしましょう。
TOEICのスコアに対して話題になったときはズバリ「スコアを取った理由」と「どのような努力をしたか」を話すのがオススメです。
スコアを取った理由
もちろん、スコアを取った理由は「就活のため」と言う人も多いかもしれませんが、それだと正直すぎますし、あまり印象には残りません。
そのため「具体的なエピソード」を交えて取った理由を説明することをオススメします。
- 大学で交換留学生と英語でコミュニケーションを取りたかったから
- どれぐらい英語力がついたかの指標としてスコアを取得した
- なにか目標を定めて努力して結果を出したかった
- 今後、海外で活躍できる人材になりたかったのでTOEICを受けた
どのような努力をしたか
TOEICを取ったのなら「スコア」をアピールするだけではなく「努力の過程」を力説できるようにしておきましょう。
特にオススメなのは「PDCAサイクル」に沿って努力したことを説明する方法です。
PDCAとは:「Plan(計画)」「Do(実行)」「Check(評価)」「Action(改善)」の頭文字をとった用語。
- P(Plan):3ヶ月後にTOEIC700点取得
- D(Do):毎日継続して計画した勉強を実行
- C(Check):1ヶ月経った際に一旦TOEIC試験を受けた
- A(Action):結果を確認して自分はどの範囲が苦手なのかを確認した
このPDCAサイクルは社会人にとって必要不可欠なスキル。
そのため、面接で「PDCAを意識してTOEICスコアを取得した」ことをアピールすることができれば非常に効果的だと言えるでしょう。
まとめ:就活受けるならとにかくTOEIC700点取っておこう!
いかかだったでしょうか。
この記事をまとめると「就活を受けるならとにかく黙ってTOEIC700点をとれ」に尽きるでしょう。
TOEIC700点はもちろん簡単なスコアではありませんが、ある程度の基礎知識がある学生なら3ヶ月必死に頑張れば十分到達できる数字です。
ぜひともこの機会にTOEIC700点を取得して、周りと差をつけてしまいましょう。
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