TOEICで700点を取る場合、どれぐらいの勉強時間が必要なのでしょうか。
おそらく、今この記事を開いているということは、アナタ自身まだTOEICで700点というスコアに到達してないはずです。
そしてなにより知りたいのは「現状のレベルからどれぐらい勉強したら700点を取ることができるのか」でしょう。
そこで、今回の記事では「TOEIC700点を取るために必要な勉強時間」を現状のレベル別に解説していきます。
TOEIC700点に必要な勉強時間
TOEIC700点までに必要な勉強時間は、当たり前ですが「その人の現状の英語力」によって異なります。
必要な勉強時間を表したグラフは以下の通り。
上記のグラフのスコアを「−50」で計算してみたら以下のようにだいたいの必要な勉強時間がわかります。
現在TOEIC200点台の人
現在のスコアが200点台の人の必要な勉強時間は1150時間です。
「1日あたり約3時間」勉強を続けて、1年後にTOEICで700点を取れるイメージです。
ただ、200点台の方の場合、おそらく9割近くTOEICの試験の内容をそもそも理解できてない人の可能性が高いので「3時間×1年」ぐらいは必要かな、と思います。
逆に言えば、たった1年間必死に頑張れば、TOEIC700点を取得できて、キャリアの幅が広がったり、就活や転職に活かすことができるようになるので、コスパは良いと言えるでしょう。
現在TOEIC300点台の人
現在のスコアが300点台の人の必要な勉強時間は950時間です。
「1日あたり約2.5時間」勉強を続けたら、1年後にTOEICで700点を取れるでしょう。
300点台を取得している方も先ほどの200点台の方と同じように「TOEICの試験内容がほとんどわからない状態」の方が多いはずです。
そのため、1年間必死に頑張ったら、TOEICで700点を取得できる、と言ったイメージになります。
現在TOEIC400点台の人
現在のスコアが400点台の人の必要な勉強時間は700時間です。
「1日あたり2時間」勉強を続けたら、1年後にTOEICで700点を取れる計算になります。
400点台になってくると「高校生の頃までに勉強した基礎英語力」などがある方も多いかと思うので、勉強の仕方次第では、もっと早く700点台を達成できる可能性があります。
そのため、いかに基礎英語力を活かして効率よく勉強ができるかが大切になってくるでしょう。
現在TOEIC500点台の人
現在のスコアが500点台の人の必要な勉強時間は450時間です。
「1日あたり約1.2時間」勉強を続けたら、1年後にTOEICで700点を取れる計算になります。
もっと言えば「1日あたり2時間」の勉強をすれば約7ヶ月で達成可能ですし「1日あたり3時間」勉強すれば約5ヶ月ほどでTOEIC700点は達成可能です。
500点台のスコアが取れている人は、英語の基礎はしっかりしているけど、TOEICにでてくる単語や、試験に慣れていない人が多いので、対策次第ではさらに勉強時間を短縮することが可能でしょう。
現在TOEIC600点台の人
現在のスコアが600点台の人の必要な勉強時間は225時間です。
「1日あたり35分」の勉強をすれば、1年後にはTOEICで700点を取れる計算になります。
ただ、すでに600点の点数を取ることができている人は、すでにある程度TOEICの勉強をしているはずです。
なので、600点以上の方なら「1日3時間、休日に5時間」の勉強をすれば2ヶ月もあれば達成することができるでしょう。
ただし、これらはあくまでも目安です。200点台の人でも数ヶ月で700点を達成できた人もいれば、600点台の人でも1年経っても700点を超えれない人もいます。
TOEIC700点を達成するのに理想の勉強時間
TOEICの試験を運営しているIIBCのデータによると、800点未満のスコアを保有している人は「1週間に2時間40分」ほど学習をしているようです。
参考：英語活用実態調査2019
そのため、700点を目指す人の目安として、まずは最低でも「1週間に2時間40分以上」の勉強時間を確保する必要があります。
さらに、800点以上を取得している人は「1週間で平均6時間」の勉強をしています。
しかし、正直な話をすると700点を取るための勉強時間として「1週間で2時間40分」はあまりにも少ないです。
個人的な感覚としては「800点を狙いにいく勉強」をしている人が、初めて700点を達成できるイメージなので、少なくとも「1日1時間」は勉強するようにしましょう。
社会人の方なら仕事や飲み会、学生でもサークルにバイトと忙しいかもしれませんが、スキマ時間をうまく活用することが大切です。
実際にTOEIC700点を達成した人の勉強時間
しかし、これまでに紹介したものはすべて「一般論」であり、すべてが自分に当てはまるわけではありません。
そのため、僕が「実際にTOEIC700点を保有している人」にSNSや自身の知人を通して調査してみました。
1.事務職 女性/26歳 425点→710点（勉強時間200時間）
仕事終わりはほぼ毎日TOEICの勉強をして、休みの日にも朝早く起きて勉強してました！
こちらの女性は「1日2時間、休日3時間」の勉強を3ヶ月継続して合計200時間でTOEIC700点超えを達成しました。
本格的な英語学習は、大学受験の時に勉強した以来。
会社に入社してすぐに受けた結果が425点で、そこから数年は英語の勉強などは全くしていなかったとのこと。
「TOEICで700点を取る」と決めた日から、仕事が終わったらすぐに直帰して、できる限り飲み会なども断ってTOEICの勉強に集中していたそうです。
平日は仕事終わりに2時間、休日は3時間の勉強を続けた結果、勉強時間の合計は「約200時間・3ヶ月」でTOEIC700点を突破。
2.大学生 男性/19歳 510点→740点（勉強時間120時間）
大学の長期休暇を活かしてガッツリとTOEICの勉強をしました！
こちらの男性は、大学生で夏休みの長期休暇を活かしてTOEICで「510点→740点」というスコアを獲得しました。
受験からまだ時期があまり期間が経っていなかったこともあり「1日4時間・1ヶ月」の勉強でTOEIC700点を突破。
ある程度受験勉強にて英語の基礎が固まっている人なら、コチラの大学生のようにわりとすぐに到達することができることもあります。
また、社会人と違い、長期休暇などある程度まとまった時間を確保することができるのも大学生のメリットでしょう。
3.フリーター 男性/32歳 320点→705点（勉強時間320時間）
フリーターから正社員への転職活動のためにTOEICの勉強をガチで頑張ったよ！
こちらの男性は、転職活動でなにか強みが欲しいと思い、一発奮起してTOEICの勉強を開始。
高校を卒業してからフリーターだったため、受験勉強なども特にしておらず、本格的な英語学習は高校生ぶりだったそうです。
そのため、ほとんど基礎からのスタートだったので「1日1.5時間・5ヶ月」ほどの勉強で、TOEIC700点を突破しました。
中学英語から始めて「単語・リスニング」を中心に勉強をしたそうです。
基礎からのスタートでも、5ヶ月で300時間ほど勉強することで700点を到達することができる人もいるというのは、同じような状況の方の励みにもなるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか。
TOEICで700点を到達するための勉強時間はあくまでも目安です。
今のスコアが300点でも必死に勉強すれば1ヶ月で達成することができる人もいれば、逆に今のスコアが600点でも、なんとなく勉強を続けているだけだと1年経っても達成できない人もいます。
しっかりと対策をとってアナタもTOEICで700点を突破しましょう。
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